
行ったことの無い人からしたらごもっともな疑問かもしれませんね。
ホテルや旅館に泊まる旅行に比べれば確実に不便ですし、何をするとも決まっていないところが余計どうして良いのか分からない、なんて話も。
でもね、いつの間にやらキャンプ歴15年になった私が思うのは「キャンプに行かないって人生4割くらい損してるんじゃ?」ってこと(笑)
もちろん、「屋外で寝るのは絶対イヤ」とか、「虫が超絶苦手」とか言う人にむりやり勧めるつもりはありませんよ?
でも、この記事も含めてちょっとでも興味があるなら(子どもの見聞を広げたいなら)是非とも日帰りからでもキャンプに出かけてみてはどうでしょうか。
ここでは、キャンプ歴15年の管理人が「キャンプを続けている理由」を改めて考えてみたので、興味のある方はどうぞ!

何が楽しいのか?我が家がキャンプを続ける6つの理由
いろいろ考えてみると大体この辺が理由かな?って思いました。
- 屋外で食べるごはんは格別!時間をかけて作るなら尚更!
- 自分たちで何とか工夫する面白さ
- 普段話さないようなことが話せてしまう
- 焚き火を見ながら気心の知れた人たちと飲むお酒は上手い!
- 星空、朝聞こえてくる鳥の声、シトシト降る雨の音、自然の中にいる実感
- ホテルや旅館に泊まるような旅行に比べると断然安上がり
順番に説明していきますよ!
1.屋外で食べるごはんは格別!時間をかけて作るなら尚更!
一番最初に思いついたのはコレ。
いや、別にね、全部の料理を凝る必要は無いんですよ。
例えば炭火で魚と肉だけ焼いて後は惣菜とかでも全然OK!
時間が無いならお湯だけ沸かしてインスタントカレーもあり。
そんなこんなも「外でご飯を食べる」ってだけでも何故か美味しくなるんですよね、不思議(笑)
料理って雰囲気も含めて楽しむもんだってことが良く分かります。
もちろん、時間がたくさん取れるならキャンプならではの料理にチャレンジしてみても良いですよね。
- ダッチオーブンを使って牛肉のビール煮
- 豚ブロック肉買ってきて下処理して燻製に
- 丸鳥でローストチキンに
- 大きめのエビを入れてパエリアに
書いてるだけでヨダレが(笑)
自分たちが時間をかけて作ってるから余計に美味しく感じますよ!

2.自分たちで何とか工夫する面白さ
キャンプって自然のなかにこちらが赴くので、なかなか思い通りにいかないことも多いです。
- ペグ(テントなどを張るロープを地面に固定するための杭のようなもの)が全然地面に刺さらない・・・
- 雨が強くなってきてタープに水が溜まりだしてきた・・・
- 風が強くなってきて軽いものが飛ばされそうに・・・
などなど。
こんな場面も自分たちで何とかするしかないので、あれこれ考えるんですよね。
- ペグの代わりに石にロープを巻き付けて固定しよう
- タープに高低差を付けて雨の流れる方向を誘導しよう
- 風の吹くところに車を置こう、タープを低くして風を凌ごう
てな具合に。
ベテランの人からしたら何でも無いようなことでも、「自分たちで何とか対処した」ってところが何か嬉しいんですよね(笑)

3.普段話さないようなことが話せてしまう
キャンプって、参加してるメンバーが1つの目的に向かって作業することが多いんです。
- テントやタープを張ったり
- 一緒に遊んだり
- 料理の下ごしらえをしたり
- 一緒にご飯をワイワイ食べたり
- 時間に間に合うように片付けをしたり
- 一緒に焚き火を囲んでお酒を飲んだり
どうしても、普段よりコミュニケーションをたくさん取ることになるんですよね。
その分、普段なかなか聞かない(聞けない)相手が考えていることなんかを聞く機会は増えたりします。
次でも書きますが特に焚き火の威力は絶大(笑)
こんなところもキャンプならではの魅力だったりします。
キャンプで焚き火囲んでさ
お酒飲んでるとさ
普段話さないようなとこまで
本音で話せたりなんかしてね〜— ゅ (@andslow) 2012年4月2日
4.焚き火を見ながら気心の知れた人たちと飲むお酒は上手い!
先でも書きましたが、焚き火って物凄い効果(?)があるんです。
- ただただボーっと眺めてもよし
- ワイワイお酒を飲んでもよし
- 焚き火で沸かしたお湯でホットドリンクを楽しんでもよし
- 普段なかなか話せないことを語り合ってもよし
- マシュマロを焼いてみてもよし
なんかね、私なんか焚き火をするためにキャンプに行ってるような感じ(笑)
そのくらい焚き火って重要だったりします。
火の力って凄いもので、我が家も何故か焚き火を囲んでいるとついついいつも話さないような普段考えていることが出てきたりするんですよね。
「へー、そんなこと考えてたのか」とか。
「最近会話が少ないなぁ」と考えているアナタ!今すぐ焚き火を(笑)

5.星空、朝聞こえてくる鳥の声、シトシト降る雨の音、自然の中にいる実感
なんかこんな書き方したらめちゃくちゃ大それた事してるみたい(笑)
でも、どれもこれもキャンプ場で一晩過ごせば当たり前のことですよね?
そんな当たり前のことなのに、家にいるとあまり感じることは無いんですよね~。
けど、キャンプしてると
- ワザとランタンの灯りを落として見上げる星空
- 朝目覚まし時計のように一斉に鳴き出す鳥の声(スズメ以外(笑))
- タープにポツポツ当たる雨の音
こんな1つ1つが「自然のなかにいるんだなぁ」って何となく非日常っていうか楽しかったりするんです。
これもキャンプならではの魅力ですね。
朝のキャンプ場。
鳥の声があちこちから。
とてもかわいい鳴き声。— ame (@ame523) 2017年7月15日
6.ホテルや旅館に泊まるような旅行に比べると断然安上がり
さて、「お前はロマンチストか!?」って言われそうなことも書きました(笑)が、やっぱりお金は大事!!
1泊2食付きの旅館利用の旅行と比べてみてくださいな。
かかる費用の差は歴然(笑)
キャンプ場だったら結構良いお値段のするところでも1泊6,000円~7,000円ほど。
1人の料金じゃないですよ!家族4人とかでこのお値段。
もし2泊したならその差はさらに大きくなる計算に。
もちろん、もっと安いキャンプ場もたくさんあるので下手したら2泊で家族4人で7,000円~8,000円ってことも。
当然食費は別にかかりますが、それを差し引いてもかなりコスパは良いですよね?
道具を揃えるとなると初期費用がかかるのが痛いところですけど、年単位で考えるならこんな安上がりで楽しめるレジャーも無いでしょう(笑)

キャンプ場は有料だがホテルの半額くらいに安いな
— ひろちょも/高橋 九州まで自転車旅行中 (@hrtmbike) 2018年4月10日
さて、ここまでキャンプの魅力を書いてきました。
「1度キャンプしてみようかな?」と思ったアナタ!
そんなアナタに気をつけて欲しいことがあるんです。
次ではそんなポイントを伝えていきますよ!
初めてキャンプに行くなら!気をつけて欲しいポイント3つ
ここでは次の3つをポイントとして挙げました。
- 気心の知れた人と行きましょう!
- 真夏に標高の低いキャンプ場には行ってはいけない
- 焚き火はできたらトライして欲しい
これも順番に説明していきます。
1.気心の知れた人と行きましょう!
これが一番大事かな?
家族で行くなら別ですけど、友達から誘われて・・・ってケース。
その友達がかなりベテランさんで全部お任せで良いなら、ですけどそうじゃ無いならイライラすることも結構あるかもしれません。
- テントを立てようとしたけど上手くいかない!
- 料理の下ごしらえを全然手伝ってくれない!
- 寝ようとしたら隣からイビキが・・・
言い出したらキリがないかも(笑)
初めてキャンプに行くときなんて、あまり自分に余裕が無いから余計周りの人の行動が気になったり。
本音で言い合える関係なら良いんですけど、そうじゃないならこっちがグッと我慢することが増えるなんてこともあり得ます。
(イヤ、向こうもそう思ってるかもしれませんが^^;)
なので、慣れないうちは気心の知れた人(or 家族)と出かけることをおすすめしますよ。
気心のしれた仲の奴と美味いメシ食って酒入れながらクソみたいな会話するのがキャンプの醍醐味やぞ
— みやさか (@touhokumin) 2018年3月23日
2.真夏に標高の低いキャンプ場には行ってはいけない
キャンプと言えば夏!BBQ!
って考える人も多いかもしれません。
でも、間違っても真夏に標高200m(例えばですよ?)のキャンプ場に出かけはいけません!
- 家ではクーラー必須な外気温なのに、冷房施設も無いテントの中で寝られるわけが無い
- 周りは蚊だらけ、スプレーしても刺されまくり
- 湿気も凄いからタープの下にいても吹き出す汗
なんて惨劇に・・・
真夏に出かけるなら標高の高い(できれば1,000m以上)のキャンプ場がおすすめです。
「もうキャンプなんてイヤだ!」ってならないためにも、まずはキャンプ場選びが大事!です。

キャンプは夏に虫の少ない標高でやる方が楽しい
— ロンドン (@RON90nc29) 2018年3月20日
3.焚き火はできたらトライして欲しい
先でも書きましたが、焚き火ってホントに楽しいんです。
でも、道具が何も無い状況ならハードルは高く感じるかもしれませんね。
でも大丈夫!
例えばBBQコンロがあればそこに薪を入れて焚き火台代わりにすることは十分可能。
晩ごはんにBBQを楽しんでその後そのまま焚き火タイムへ・・・てな具合です。
(BBQコンロは高さが2段階くらいに調整できて低くできるタイプが必須)
薪はキャンプ場で売ってるのでそれでOK。
じゃんじゃん燃やさなければ、1束あれば1晩くらいは楽しめると思います。
焚き火を楽しんだら、「またキャンプに行きたい!」って私はなりました(笑)
キャンプで焚き火は必須ですよね。
キャンプ行きたいなぁ。— むっしい (@coredou) 2017年8月22日
さいごに
初キャンプ
お決まりの雨男で嵐の中、設営。
ヨレヨレながらもテントは、嵐を乗り越えてくれたタープ無しでは行動範囲が少ないし、雨が当たる音がうるさくて眠れないし、改善の余地ありだった
だが初体験がいっぱいで楽しい
夜に明かりを消すとあんなにも暗闇が暗いとは
都会育ちには刺激的だ pic.twitter.com/zgEG8nBiUx
— タニウー (@thegerontion) 2018年4月15日
参考になったでしょうか?
キャンプって不便なもの。
その不便を楽しむものだって人もたくさんいます。
まあ、確かにそんな側面もありますけど、やっぱり基本は「楽しいから行く」んですよね。
普段なかなか体験できないことも結構あるので、お子さんにとっても良い刺激になると思いますよ!
まあ、キャンプに慣れてきたらこんどは物欲との闘いになりますけどね!
それはそれで楽しかったりして(笑)
まあ、難しいことは考えずに、まずは日帰りからでも出かけてみることをおすすめしますよ。